ロイノーブル ドレッドノートの内部構造について

ギタールシアー界の先駆者と言われるだけあって、中々興味深い構造です。
特徴的なのはスキャロップされた上に、面取りされたXブレーシング。
角張っているところがまったく無いくらいに丸められています。
また、交差位置も最近はやりのフォワードシフトではなく、逆にリアシフトと
言えるくらいにサウンドホールから離れています。
その他のブレーシングもかまぼこ型で幅もありガッツリした印象。
サウンドホール裏にはドーナツ状の補強材が貼り付けてあります。
こちらも丁寧に面取りされ、滑らかな仕上がり。木目もトップの木目と直交させてあります。
ネックブロックやエンドブロックも面取りされており、とにかく全体的に角張った所を
極力無くす様な加工が施されています。


滑らかにスキャロップされたXブレーシング。右上がXの交点、右下にエンドブロックが見えます。


サウンドホール裏のドーナツリング
サーゲ・デ・ヤングもスーパーマンのマーク状の補強を入れているようですね。
Xの交点がかなりブリッジ寄りにシフトしているのがわかると思います。

Xブレーシングの交差位置については、フォワードシフトの方が良く鳴るということで、
スキャロップ加工と合わせて定番のようになっていますが、最近HEADWAYが採用したARS
(アドバンスドリアシフト)の様にリアシフトに対する再評価がみられます。
百瀬氏もARSの解説ページで「低音から高音までバランス良く鳴る様になる」と言った
趣旨の事を仰っていますが、ロイノーブルのバランスの良さはまさにこの構造による為では無いか?
と思われます。

ちなみにクラレンスホワイトが使用していたロイノーブルは、XブレーシングのX部分のみ
ローズウッドを使用していたそうです。(再現したHD-100CWと言うモデルがあります)





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